先週から中1の皆さんも英単語のテストを始めました。当塾では、毎週単語テストを行っています。もちろん、定期テスト対策ではありますが、長い目で見て高校入試の長文対策でもあります。
1年から3年までこの単語テストを毎回真剣に取り組んでいるお子さんは、長文の内容が分からないということはほぼありません。長文読解は当然のように単語力が問われます。
しかし、初めて本格的に英語の学習をする中1生にとっては、単語を覚えるのは一苦労。最初は時間もかかってしまいます。書いて発音して練習してとよくアドバイスしますが、「書いて覚える」を「書いたら覚えられる」と勘違いしている中学生は多いです。
つまり適当に書いているだけでは、何回書いても覚えられません。宿題でテストに出す単語を練習してくるプリントを渡していますが、「これだけ練習したのに、覚えられん」と見せてくる子がいます。見ると、本当にぎっしり書いて頑張っていました。しかし「本当に覚えたかどうかのチェックまでした？」と聞くと、そこまではしていないようです。何がまずいかというと、プリントを単語で埋め尽くすことが目的になっていて、覚えようという気持ちは薄いのです。
「書いたら覚える」のではなく、書いて覚えようとしてください。何回か覚えようと書いて発音して、自分でテストをしてみてください。覚えていない単語は、自分にとって覚えにくい単語ですから、さらに練習してみてください。１０回でダメなら、20回！逆に５回で覚えられた単語を、がんばってプリントでぎっしり埋める必要はないのです。
これを繰り返していくと、暗記にかかる時間も短くなっていきます。こうなるまでに、あきらめないで続けることが大事です。単語の覚え方も参考にしてください。